Visual Studio 2015 と Qt 5.9 でビルドできることを確認しています。
for Windows
ではなく for Windows Desktop
を使用しますgit clone
します$opentoonz
は、本リポジトリの root を表しますgit config core.safecrlf true
サイズの大きいライブラリはこのリポジトリには含めていないので、別途インストールする必要があります。
lib
と dll
lib
と dll
ファイルは Git Large File Storage で管理しています。lfs
のクライアントを導入して、上記 git clone
のあとに git lfs pull
を実行してください。$opentoonz/thirdparty/boost
にコピーします$opentoonz/toonz/sources
を指定する$opentoonz/toonz/build
を指定する
- 他の場所でも構いません
- チェックアウトしたフォルダ内に作成する場合は、buildから開始するフォルダ名にするとgitから無視されます
- ビルド先を変更した場合は、以下の説明を適宜読み替えてくださいSpecify QT_PATH properly
というエラーが表示されるので、 QT_PATH
に Qt5 をインストールしたパスを指定します下記のファイルをコピーします
- $opentoonz/thirdparty/LibJPEG/jpeg-9/jconfig.vc
→ $opentoonz/thirdparty/LibJPEG/jpeg-9/jconfig.h
- $opentoonz/thirdparty/tiff-4.0.3/libtiff/tif_config.vc.h
→ $opentoonz/thirdparty/tiff-4.0.3/libtiff/tif_config.h
- $opentoonz/thirdparty/tiff-4.0.3/libtiff/tiffconf.vc.h
→ $opentoonz/thirdparty/tiff-4.0.3/libtiff/tiffconf.h
- $opentoonz/thirdparty/libpng-1.6.21/scripts/pnglibconf.h.prebuilt
→ $opentoonz/thirdparty/libpng-1.6.21/pnglibconf.h
$opentoonz/toonz/build/OpenToonz.sln
を開いて Release 構成を選択してビルドします$opentoonz/toonz/build/Release
にファイルが生成されます以下の3つのライブラリが追加で必要です。 - OpenCV (v4.1.0以上) - libjpeg-turbo - Canon EOS Digital SDK (EDSDK):入手方法の詳細はキヤノンマーケティングジャパン株式会社Webサイトをご参照下さい。
CMake上で、WITH_STOPMOTION
オプションをONにします。CMake上、または環境変数でOpenCV_DIR
の値をOpenCVのインストールフォルダ内のbuild
フォルダの場所に設定します。(例: C:/opencv/build
)
実行時にはOpenCV、libjpeg-turboならびにCanon EDSDKの.dllファイルをOpenToonz.exe
と同じフォルダにコピーします。
$oepntoonz/toonz/build/Release
の中身を適当なフォルダにコピーしますOpenToonz.exe
のパスを引数にして Qt に付属の windeployqt.exe
を実行します
- 必要な Qt のライブラリなどが OpenToonz.exe
と同じフォルダに集められますOpenToonz.exe
と同じフォルダにコピーします
- $opentoonz/thirdparty/glut/3.7.6/lib/glut64.dll
- $opentoonz/thirdparty/glew/glew-1.9.0/bin/64bit/glew32.dll
srv
フォルダを OpenToonz.exe
と同じフォルダにコピーします
- srv
が無くても OpenToonz は動作しますが、 mov 形式などに対応できません
- srv
内のファイルの生成方法は後述します既にバイナリ版の OpenToonz をインストールしている場合、この手順とレジストリキーの作成と同様の処理が行われているため、これらの手順は不要です。
$opentoonz/stuff
を適当なフォルダにコピーしますOpenToonz.exe を実行して動作すれば成功です。おめでとうございます。
srv
フォルダ内のファイルの生成OpenToonz は QuickTime SDK を用いて mov 形式などへ対応しています。 QuickTime SDK は 32 ビット版しかないため、 t32bitsrv.exe
という 32 ビット版の実行可能ファイルにQuickTime SDKを組み込み、64ビット版の OpenToonz は t32bitsrv.exe
を経由して QuickTime SDK の機能を使用しています。以下の手順では t32bitsrv.exe
などと合わせて、 32 ビット版の OpenToonz も生成されます。
QuickTime 7.3 SDK for Windows.zip
をダウンロードします
- https://developer.apple.com/downloads/?q=quicktimeC:\Program Files (x86)\QuickTime SDK
の中身を thirdparty/quicktime/QT73SDK
の中にコピーします$opentoonz/toonz/build
→ $opentoonz/toonz/build32
QT_PATH
には 32 ビット版の Qt のパスを指定します$opentoonz/toonz/build32/OpenToonz.sln
を開いてビルドしますsrv
フォルダの配置srv
フォルダの中に下記のファイルをコピーします$opentoonz/toonz/build32/Release
から$opentoonz/thirdparty/glut/3.7.6/lib/glut32.dll
Qt の翻訳ファイルは、ソースコードから .ts
ファイルを生成して、 .ts
ファイルに対して翻訳作業を行い、 .ts
ファイルから .qm
ファイルを生成します。Visual Studioソリューション中のtranslation_
から始まるプロジェクトに対して「 translation_???
のみをビルド」を実行すると、 .ts
ファイルと .qm
ファイルの生成が行われます。これらのプロジェクトはソリューションのビルドではビルドされないようになっています。