Visual Studio 2013とQt 5.6でビルドできることを確認しています。
$opentoonz
は、本リポジトリのrootを表しますgit config core.safecrlf true
サイズの大きいライブラリはこのリポジトリには含めていないので、別途インストールする必要があります。
$opentoonz/thirdparty/boost
にコピーします$opentoonz/toonz/sources
を指定する$opentoonz/toonz/build
を指定する
- 他の場所でも構いません
- チェックアウトしたフォルダ内に作成する場合は、buildから開始するフォルダ名にするとgitから無視されます
- ビルド先を変更した場合は、以下の説明を適宜読み替えてくださいSpecify QT_PATH properly
というエラーが表示されるので、QT_DIR
にQt5をインストールしたフォルダ内のmsvc2013_64
のパスを指定します下記のファイルをコピーします
- $opentoonz/thirdparty/LibJPEG/jpeg-9/jconfig.vc
→ $opentoonz/thirdparty/LibJPEG/jpeg-9/jconfig.h
- $opentoonz/thirdparty/tiff-4.0.3/libtiff/tif_config.vc.h
→ $opentoonz/thirdparty/tiff-4.0.3/libtiff/tif_config.h
- $opentoonz/thirdparty/tiff-4.0.3/libtiff/tiffconf.vc.h
→ $opentoonz/thirdparty/tiff-4.0.3/libtiff/tiffconf.h
- $opentoonz/thirdparty/libpng-1.6.21/scripts/pnglibconf.h.prebuilt
→ $opentoonz/thirdparty/libpng-1.6.21/pnglibconf.h
tif_config.h
の 50 行目あたりに下記の修正を加えます:
+#if _MSC_VER < 1900 #define snprintf _snprintf +#endif
$opentoonz/toonz/build/OpenToonz.sln
を開いてRelease構成を選択してビルドします$opentoonz/toonz/build/Release
にファイルが生成されます$oepntoonz/toonz/build/Release
の中身を適当なフォルダにコピーしますOpenToonz_1.0.exe
のパスを引数にしてQtに付属のwindeployqt.exe
を実行します
- 必要なQtのライブラリなどがOpenToonz_1.0.exe
と同じフォルダに集められますOpenToonz_1.0.exe
と同じフォルダにコピーします
- $opentoonz/thirdparty/glut/3.7.6/lib/glut64.dll
- $opentoonz/thirdparty/glew/glew-1.9.0/bin/64bit/glew32.dll
srv
フォルダをOpenToonz_1.0.exe
と同じフォルダにコピーします
- srv
が無くてもOpenToonzは動作しますが、mov形式などに対応できません
- srv
内のファイルの生成方法は後述します既にバイナリ版のOpenToonzをインストールしている場合、この手順とレジストリキーの作成と同様の処理が行われているため、これらの手順は不要です。
$opentoonz/stuff
を適当なフォルダにコピーしますOpenToonz_1.0.exeを実行して動作すれば成功です。おめでとうございます。
OpenToonzはQuickTime SDKを用いてmov形式などへ対応しています。QuickTime SDKは32ビット版しかないため、t32bitsrv.exe
という32ビット版の実行可能ファイルにQuickTime SDKを組み込み、64ビット版のOpenToonzはt32bitsrv.exe
を経由してQuickTime SDKの機能を使用しています。以下の手順ではt32bitsrv.exe
などと合わせて、32ビット版のOpenToonzも生成されます。
QuickTime 7.3 SDK for Windows.zip
をダウンロードします
- https://developer.apple.com/downloads/?q=quicktimeC:\Program Files (x86)\QuickTime SDK
の中身をthirdparty/quicktime/QT73SDK
の中にコピーします$opentoonz/toonz/build
→ $opentoonz/toonz/build32
QT_DIR
には32ビット版のQtのパスを指定します$opentoonz/toonz/build32/OpenToonz.sln
を開いてビルドします$opentoonz/toonz/build32/Release
から$opentoonz/thirdparty/glut/3.7.6/lib/glut32.dll
Qtの翻訳ファイルは、ソースコードから.tsファイルを生成して、.tsファイルに対して翻訳作業を行い、.tsファイルから.qmファイルを生成します。Visual Studioソリューション中のtranslation_
から始まるプロジェクトに対して「translation_???
のみをビルド」を実行すると、.tsファイルと.qmファイルの生成が行われます。これらのプロジェクトはソリューションのビルドではビルドされないようになっています。